フリーランス人口は年々増加傾向にあります。
- 仕事を辞めて業務委託で仕事を始めた！
- 専業主婦だったけれど、クラウドワークスやランサーズで在宅ワークを始めた！
- フリーランスに向けて副業を始めた！
という方も多いのではないでしょうか？
そんな人は開業届を提出しましょう。
開業届に対するQ＆Aや開業届を簡単に作成する手順をご紹介します。
この記事が役に立つ人
- フリーランスになったばかりの人
- 副業している人
とっても簡単であっという間に終わります！
Contents
なぜ開業届が必要？
個人事業主となった場合、1ヶ月以内に開業届を提出する必要があります。
これについて罰則はないのですが、開業届を提出することで下記のようなメリットがあります。
メリット
- 確定申告の時に青色申告ができる
- 経費処理ができる
- 保育園や学童保育の申し込みをするのに就業証明として認められる
- 屋号で銀行口座が作れる
では1つずつ見ていきましょう。
確定申告で特別控除が受けられる
フリーランスとして働くと自分で確定申告をしなければなりません。
その際、特別控除が受けられる青色申告で確定申告をしましょう。
青色申告をするには開業届を出しておく必要があります。
保育園や学童保育の申し込みがスムーズ
お子さんのいる方は保育園や学童保育の申し込みをする際に、就業している証明が必要になります。
フリーランスで仕事をしている場合は、開業届を出していることで証明になります。
私の場合は学童保育に申し込む際、開業届の控えのコピーを提出しました！
屋号が付けられる
開業届を提出する時に屋号を決められます。
屋号とは
屋号又は雅号とは、個人事業者の方が使用する商業上の名のことです。
よって、個人事業者の方においては、商店名等を入力してください。
引用：国税庁「屋号・雅号の入力について」
法人と違い、屋号を付けるのは必須ではありません。
屋号を付けるメリットは
- 名刺に屋号が入れられる
- 屋号名義での銀行口座が作れる
屋号での銀行口座で収入と経費を管理した方が、確定申告の時に便利です。
開業届を出すべき人
確定申告の青色申告は開業届を提出していないとできません！
確定申告の時に特別控除の優遇が受けられるようになるので、個人で仕事をする人は提出するべきです。
開業届を出した方がいい人
- 個人事業主として仕事をしている人
- 副業での収入が年間20万円以上ある人（1ヶ所からの所得金額が年20万以上の場合、2ヶ所以上は年末調整をされなかった収入（支給金額）が20万円を超える場合）
個人でエステサロン、コンサルをしている人や在宅でWebデザインやWebライターなどをしている人で、所得が年間20万円以上の人。
アルバイトでの収入が20万円以上、また1ヶ所からの収入が20万円以内であっても掛け持ちで2ヶ所以上の収入が合計20万円以上（年末調整されていない）の場合は確定申告が義務となります。
どこに提出するの？
開業届の提出先は納税地を所轄する税務署に提出します。
受付時間が8時30分から17時までのため、その時間に行けない場合郵送も可能です。
また、時間外収受箱に投函する方法もあります。
e-Taxでの申請もできますが、ICカードリーダライタなどが必要となり開業届を出す際に持っている方は少ないかと思いますので上記の方法を参考にしてください。
必要書類
開業届の手続きに必要な書類は
- 個人事業の開業・廃業等届出書
- マイナンバーカード
- 所得税の青色申告承認申請書
最後の青色申告承認申請書は開業届の提出に必要なものではないですが、同時に出しておくと確定申告の際に控除が受けられるようになります。
書類の書き方手順
開業届の提出に必要な書類は、マネーフォワードやfreeeなどのクラウドサービスや弥生会計のソフトを使って簡単に作成できます。
もちろん、国税庁のHPから申請書類をダウンロードして記入するのもOKです。
マネーフォワードを使って開業届を作成
私は無料で書類の作成ができる「マネーフォワードクラウド開業届」を使用しました。
手順を説明していくよー
マネーフォワード新規登録
まずは、マネーフォワードの新規アカウントを作成しましょう。
その後、クラウド開業届にログインします。
書類作成の準備
上述したように開業した日から1ヶ月以内に提出しましょう、と言われていますが罰則はありません。
私は提出した日にしています。
職業に関して、複数の業務を行っている場合は一番収入が多いものを選びます。
業種によって事業税が変わりますが、飲食、物販、Webライター、デザイナー、コンサルティングなどほとんどの業種が5％の事業税です。
勤務場所を入力します。
自宅以外の事務所、もしくは店舗を選択すると、次の情報の入力の画面で自宅住所と勤務場所のどちらの住所も入力します。
確定申告の種類は青色申告55万円控除を選択。
情報の入力
名前や生年月日、住所、電話番号など必要事項を入力します。
- 収入（所得）の種類は事業所得を選択
- 屋号をつける場合は「つける」を選択してから記入に進みます。
これで必要事項の記入は終了です！
入力した住所の管轄の税務署が自動で出てきます。
書類を印刷
書類をダウンロードして印刷します。
印刷書類
- 個人事業の開業・廃業等届出書の原本と控え
- 所得税の青色申告承認申請書の原本と控え
税務署に提出
印刷した書類4枚全てに押印して、いざ税務署へ。
他に必要なものは、マイナンバーカード（通知カードも可）、免許証などの本人確認書類。
忘れずに持っていきましょう。窓口で確認されます。
提出が完了したら、はれてあなたも個人事業主です！！
書類作成から提出まで1時間で終了したよ！
開業届の提出が完了したら確定申告の準備を
上記の手続きで開業届の提出と青色申告の承認が終了すれば、翌年の確定申告で青色申告が可能となります。
青色申告では帳簿を提出しなければなりませんので、確定申告の時期に慌てないように今から準備しておきましょう。
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